展覧会概要

杢田たけを

1910年、兵庫県豊岡市に生まれた杢田たけをは日本画家だった祖父の影響もあり、
幼いころから絵を書き始めます。1935年には当時には型破りな鉄を用いた風景画を
制作。その後は童画風の作品で親しまれますが60年代以降、木や鉄を使用した
コラージュ作品を作り始め、亡くなるまでその作風を発展させました。
木、特に廃材を好んだ作家は、文明の名のもとに打ち捨てられたものの持つ声を
聴き取り、作品として新たな生を吹き込みました。「梵」「御阿礼」など、宗教的
なタイトルをつけた杢田は、制作するときにも背後から指示を受けるように感じていた
といいます。そうした態度は近代的自我を超越しており、自然への敬虔な畏怖を
感じさせます。作品の持つメッセージをぜひお聴きください。

*御阿礼...「誕生、神の降臨」などの意。


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